タスクベースと人間関係重視について~ゴッドファーザーと魔女の宅急便

ライアンのブログより】

「ゴッドファーザー」でヴィトー・コルレオーネの命が狙われた後、ソニーはマフィアファミリーのトップとなる。

ソニーは、マフィア一族との対立に、タスクベースで臨んでいる。

ファミリーの敵を直接攻撃することに重点を置き、段階的に消耗していく考え方で動いているが、優位に立つための真の計画はない。

トムは敵対するファミリーとの対話を提案するが、締め出される。

コルレオーネファミリーが競争優位に立つために、イノベーション、つまり新技術を生み出そうとひらめいたのはマイケルである。

たとえその警部がファミリーの主敵の個人的なボディーガードとして活動していたとしても、これまで誰も警部を倒したことがないと明言しました。

コルレオーネ一家は、メディアとの関係を活用することで、悪徳警部を殺害したときの反発を回避できたのです。

タスクベースのマインドセットから人間関係重視のマインドセットへ移行することで、イノベーションが可能になるのです。

エリン・メイヤーの著書「異文化理解力」では、「やり遂げる」という伝統的な価値観を持つアメリカは、タスクベースの側に位置していると述べています。

一方、日本は人間関係重視の文化です。これは、起業に対する両文化のアプローチの違いによく表れています。

アメリカでは、ビジネスの授業で、しっかりとした、完全に考え抜かれたビジネスプランが必要だと教えられることが多く、すべてを決定し、納得した上で、起業することが求められます。

日本では、野心的な仲間たちが「ビジネスをやろう」と決めて、自分たちの強みを診断し、名前とロゴを考えて、ビジネスを立ち上げ、事業が軌道に乗ったら、知り合いに声をかけてニーズを探り、そのニーズを実現するために自分の強みを発揮するということがあります。

まるで、ジブリの「魔女の宅急便」のように。